花冷えから一転、本来の春らしい陽気に誘われて、午後からの仕事を中断して上野の東京国立博物館で開催中の
「円空」展へ行ってきました。
ちょうど上野公園の桜は見頃を迎えていて、足早に花見客と観光客の人ごみをぬけ博物館へ。日本各地の山々を巡りながら修行を重ね、生涯12万体の仏像を彫ったといわれる円空の仏像の中から、飛騨高山に所在する100体の仏像が展示されています。
まるで木とそれを育んだ自然の心をそのまま表したかのような素材との一体感。少ない手数ながら、一彫り一彫りが大胆で迷いの無い造形。無心の境地と言うのでしょうか?強くこころに響く作品群でした。
是非、飛騨に訪れて現地で見てみたいと強く思いました。