野辺山への道すがら、天気もいいので勝沼ICで下りてちょっと寄り道。目的は夕食のお供を探すワイナリー巡りの旅です。
いわゆる観光農園が多く敬遠していたエリアだったのですが、最近では熱心なワイナリーが
ワインツーリズム山梨を主催するなど、興味をそそられるエリアになってきていました。
最初に訪れたのはこちら
甲斐ワイナリー。天保年間に酒造業として創業した歴史のあるワイナリーで、主屋、酒造蔵、酒店、文庫蔵の四棟が国の登録有形文化財に指定されています。
棚作りの葡萄園には、収穫を待つ甲州だかメルロが実っていて、酒造蔵からは仕込みの何ともいえない香りが漂って来ます。辛口の甲州の白を数本とかわいいラベルのぶどうジュースを購入。
最後は甲府盆地を見下ろす絶好のロケーションにあるサントリーの
登美の丘ワイナリー。こちらも歴史が古く、1909年からこの地に開設していた葡萄園の経営を1936年に川上善兵衛とサントリーが継承したのが始まりだそうで、150haの広大な葡萄園ではカルベネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネ、甲州などの品種が、それぞれ最適な場所で育てられているそうです。
入園早々ドライバーのタグを付けられた私は、妻が嬉々としてテイスティングに励む姿を見ながらオレンジジュースをチビチビむなしく飲んでいました。ワイナリー巡りはバスか運転をお願いできる人と来るのが正解のようでした。