(写真はカフェ・ブラジルのサイトからちょっと拝借)
すみだトリフォニーホールで行われたエポカ・ジ・オウロを見に行ってきました。
エポカ・ジ・オウロはショーロというブラジル音楽のグループ。
もう45年も続いていて、最初のメンバーのほとんどは亡くなっているのですが、
パンデイロ(タンバリンみたいなの)の神様といわれるジョルジーニョ・ド・パンデイロ
はまだ現役。
昔のメンバーの息子たちや若い世代の音楽家も一緒になって活動しています。
ショーロの語源は「泣くこと」。
リズムはサンバっぽかったり楽しい曲が多いのだけれど、
カヴァキーニョ(4弦小型ギター)やバンドリン(ブラジルのマンドリン)、
7弦ギター等の音が重なってとにかく叙情的。
楽しくて体はリズムに乗っているのに涙が出てくる不思議な体験でした。
ジョルジーニョはもう70も過ぎているのに、
2時間超のコンサートを目いっぱい盛り上げてくれました。
息子とのパンデイロの競演や、他のメンバーとのかけあい、
そして観客の手拍子をリードして一体となった瞬間!
ジョルジーニョや他のメンバーも最後は目が赤くなって泣きそうになっているし、
それを見た私も本当に感動してうるうるでした。
なんとも言えずいい時間を過ごすことが出来ました。
音楽っていいですねえ。