昨年の10月に続く一年ぶりの北海道上陸初日は、降りしきる雨の中の浦河までの移動で終わりました。
夜半に前線が通過した翌朝は、雲間から時より朝日が差し込む回復基調の天気。強い西風が吹き付ける中、海沿いの国道336号を南下、車体を傾けつつひと走り、襟裳岬にたどり着きました。
久しぶりに訪れた襟裳岬は、激しい波間に朝日が反射してなんとも荒々しい表情。吹き荒れる強風にじっと立っている事もままならず、駐車場でサイドスタンドを立てたGSも心配になり、早々に退散しました。
浦河から襟裳へ向かう国道336号からの風景。どんどん通り過ぎていく雲の間から朝日が差し込んできました。
えりもの町で道道34号へ分岐し、襟裳岬へ向かう高台の快走路へ。こういう風景の中を走っていると、「北海道へ来た!」という実感がむくむく沸いてきて、思わず歓声をあげたくなります。
すっかり雲が通り過ぎ、青空に覆われた襟裳岬灯台。うなりをあげる西風に逆らってここまで歩いてくるのは本当に大変な作業でした。
この日の行程は十勝を過ぎ、三国、石北峠を越え北見の手前までと長丁場。西風に背中を追い立てられるように襟裳岬を後にし、黄金道路を一気に北上。一路十勝を目指しました。