月曜の冷たい雨から一転、この時期らしい天気にソワソワと仕事をしていると、「天気もいいし走ってきたら?」という妻の願ってもないお言葉。「じゃあ」ということで、半日ツーリングに出かけてきました。
走りなれた東名高速も、あたたかい日差しの下、桜の花びらが吹雪きのように舞っていたりして気持ちのいいツーリングコースに早変わり。大井松田ICで降り、トラックに埋め尽くされた246を脱出、県道76号で丹沢を目指しました。
246号を離れると、風景は一気に変化し、交通量も少なく、適度なカーブを連ねた快適な道を楽しんでいると、あっという間に丹沢湖に到着。
丹沢湖を望む「三保の家」はダム湖に水没した集落から移築した民家で、江戸時代末期の寄棟造。屋根裏で養蚕が行えるように、妻側に開口を設けたいわゆる「かぶと造り」です。
道を挟んで反対側にあった蕎麦屋「あずまや」で遅い昼食。なぜかサービスでざるそばが大盛りになりました。そばの実の芯の部分だけを挽いた白いそばが特徴的で、歯ごたえがあり香りがたっていました。そば湯もおいしく、おかわりしてしまいました。
山好きの御主人の登頂記録写真が壁一面にはられていて、眺めているとあきませんでした。
今回の半日ツーリングの目的地はここ、中川温泉にある日帰り温泉「ぶなの湯」です。が、しかし期待は大きく裏切られる事に。
大きな窓を設けた窓の外には、周囲の視線を遮るために設けられた急ごしらえの目隠しで覆われ台無し。露天風呂も泉質はまあまあなのですが、循環水量が足りないのか、温泉成分以外の浮遊物が気になるし、目隠しで閉塞感すら感じてしまいます。
さっさとあきらめ、気分転換に駿河小山から県道365号、足柄峠経由、県道78号を経て帰ってきました。これからの本格的なシーズンへ向けていいリハビリになりました。